予想は回収率が出ていればいいのか考えてほしい

・回収率を示している予想は信用に足るか

相変わらず巷は玉石混交な予想が飛び交っています.もちろん一般的な媒体のものが玉かどうかは議論の余地がありますが,ファクトチェックや社会的信用という観点からは,偽りのない予想と呼べるでしょう.一方話題の瀧川競馬塾や顔も分からぬ有料予想家と名乗る人々はもはや雰囲気を信用すること以外に何ができるでしょうか.(もちろんこのID地方競馬も同様ですが,数字はうそをつかないという信念のもと続けています)

雰囲気以外で信用できるのは予想の結果でしょうか.もちろんウソ偽りなく示しているという前提の元です.そもそも振り返らない,的中した時だけ騒ぐ,買い目や回収率まで示す,買った馬券のすべてを示す…などのタイプがあるでしょうが,果たしてどこからが信頼に足る部分と言えるでしょうか.少なくとも私は「買った馬券のすべてを示す」まで行えないのであれば,その結果は信頼に足るとは言えないと考えています.ここではそんなよく見るパターンごとに,どこからが本当に儲かると信用していいのかを考えます.

・ただ当たった時だけ騒ぐ予想

見せ方によっては最も訴求力があるのかもしれません.大万馬券が当たったならそれを宣伝材料にすることは容易でしょう.しかし騙されてはいけません,万馬券が当たってもプラスでなければいけません.

・買い目や回収率を示した予想

回収率を示している予想はどうでしょうか.年間収支プラス達成!!などといううたい文句もよく見ます.残念ながらこれも不十分です.まず的中率の表示は必須です.すなわち的中2%だけど回収率は150%だ!!というのはただの事故です.さらにサンプル数=買い目もしくは買ったレース数の表示も必須です.年間回収率110%といいつつ複勝110円が一回当たっただけの可能性もあります.これもサンプル数があれば信頼感は増していきます.

・サンプル数も的中率も回収率も表示している予想

であればこれらすべてを正直に示した予想はどうでしょうか.あまり見たことはありません.すべてをさらけ出した予想ですが,これでもまだ半信半疑である必要があります.的中率と回収率が拮抗しているときです.例えばサンプル数が1000個あり,的中率が20%,回収率が110%の予想があるとしましょう.雰囲気としてはかなりの例もあるし,回収率も高いし,5回に一回は当たるしいけるでしょ!!となりますが,これが今後も続く可能性を考えましょう.サンプル数が1000では的中率に誤差を含みます.計算式は省きますが20%±2.5%の間に95%の確率で収まります.残りの5%は超大儲けするか超大損するかです.95%区間の中で下振れした場合は的中率は17.5%に落ち込みます.その際は回収率は10%以上落ち込むこととなり,110%の回収率も100%を切ってしまいます.それでも優秀ですけどね.

・サンプル数も的中率も回収率も表示したうえで,誤差範囲を示して95%信頼区間内で回収率が100%を超える予想

長々と書きましたが,私が信頼に足ると考える予想の要素はこのようになります.予想を購入する前にこんな事はなかなか分かりませんから,そんなことは気にせずお好みの予想を買って,買い目なり見解なりを楽しむのが一番の勝ちだと思います.しかし本気で予想を買って儲けたい!!と考える方がいらっしゃるならば,ここまでの検討が必要です.損しても地方競馬に罪はないことを理解してくださいね.