【高知けいばを始める方におすすめ】高知けいば予想の教科書 【基本編1】

・高知けいば予想の教科書

当ブログをスタートして1000日弱となり,幸い多くの方の助けを得ながら他では見られないようなデータを随分掲載できたと自負しています.

初めは南関東競馬のデータが中心でしたが,徐々に高知けいばのデータを増やしていき,18/5の協賛レース(5/6高知5R ID地方競馬特別)の甲斐もあってか,すっかり高知けいばの予想ブログとして定着したのではないでしょうか(livedoorのブログランキングを見るに).

日頃よりオリジナリティを追及している職でもあるため,ブログのデータもそのような傾向にありましたが,ふとしたきっかけでもう少し高知けいばを知らない人向けのデータがあっても良いのでは…と考えました.

そこで書いた記事が「高知けいば騎手起用メソッド」であり「一発逆転ファイナルレースのポイント」です.

これらの記事に手ごたえを感じたところで,より高知けいばを楽しんで貰うためにもっと一般的なデータを改めて示そうというのがこの「高知けいば予想の教科書」となります.

このページには予想はありません.この教科書で学ぶことによって,問題集が解ける=予想が出来るようになる,というのが目的です.

ターゲットは「競馬はやるけれど高知はやらないよ」という方々ですが,すでに高知けいばをお楽しみの方にも楽しんでいただける内容かと存じます.

前書きもこのくらいにして,さっそく内容に移りましょう.

・もくじ(タップすると該当箇所にジャンプします)

☆予想の基本編

・コース形態

・距離と有利な枠

・不良馬場時の有利な枠

・有力騎手

ここまで【基本編1】(本ページ)

・有力厩舎

・騎手と調教師の組み合わせ

・騎手の特徴

ここまで【基本編2】

☆予想の発展編


・レースの波乱度を判断しよう

・騎手起用法~多頭出し編

ここまで【発展編1】

・記者選抜戦と選抜戦

・転入初戦の馬たち

・休み明けと連闘

☆予想のエキスパート編

・降級制度の活用

・オリジナルデータの収集





・コース形態

高知競馬場は一周1100mの右回りダートコースです.

1,2コーナーはコーナー半径が小さく,3-4コーナーは大きいため走りやすく減速しにくいのが特徴です.

 坂もなく直線が短いため普通に走れば逃げ先行が有利となってしまうところを,砂の厚さをコントロールすることでなるべくフラットな状態を作っているようです.

 坂がなく,と書きましたが厳密には高低差がありそうです.
以下の図は国土地理院のページです.

1300mスタート付近から直線を進んでいくにつれて,250mで50cm登ります.
どのような工事をしているか分かりませんが,地形的には登っています.(このページで東京競馬場を見るとしっかり2m登っています)
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Fig. 1. 高知競馬場における直線の高低差




・距離と有利な枠

 レースの大半は1300mおよび1400mで行われます.

慣れるまではこの距離だけ参加する方が,予想がしやすいかと思います.

1600mはやや特殊なコースであるため予想が難しくなります.

(2017年高知けいばのレース施行数: 1300m:671, 1400m:484, 1600m:119, その他:20)

 以下の表に2017年における馬番ごとの成績を示します.

距離1300mにおいては,6号馬より外において成績の向上が見られます.

また勝率だけで見れば1番枠について悪いわけではなく,これはコーナーが近いため距離ロスを受けにくいものと考えられます.

一方1400mにおいては極端な大外よりも中枠のほうが成績が良い傾向にあります.

Table 1. 2017年,距離1300mにおける成績と馬番の関係

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Table 2. 2017年,距離1400mにおける成績と馬番の関係

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Fig. 2.  2017年高知けいばにおける連対率と馬番の関係

1300は外枠,1400は中枠がやや高め

・不良馬場時の成績




 不良馬場においては,しばしば逃げ馬がすごく有利になり枠がさほど関係なくなる…と言われることがあります.

また砂が流れるため,内枠の不利がなくなり,コース形状的に内枠が有利になる,という説もあります.

以下の表は,馬場状態不良における成績です.
表の右端に示したのは,全ての馬場状態における連対率との差であり,プラスであるほど不良馬場が有効であることを示しています.

ご覧のとおり傾向は見られないため,「馬場状態不良=内枠でも大丈夫」とはならないことが分かります.

Table 3. 2017年,距離1300m不良馬場における成績と馬番の関係

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Table 4. 2017年,距離1400m不良馬場における成績と馬番の関係

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fig3
Fig. 3. 2017年高知けいば不良馬場における連対率と馬番の関係

・馬場状態と時計

 馬場状態が馬番ごとの成績に及ぼす影響は小さいことが示されましたが,一方馬場の重さについては大きな影響を与えます.

高知けいばでは,不良馬場になると走破タイムが早くなります.

どこかで読んだたとえ話ですが,波打ち際を走ると気持ちが分かるでしょう.

乾いた部分は走りにくく,湿った部分は足元が締まって走りやすく,あまり水浸しだと走れないでしょう.

 ただし湿った馬場のすべてが軽い馬場になるわけではありません

重馬場程度であれば,普段の良馬場のタイムと変わらないことがあります.

これは推測になりますが,雨で砂が流れることが予想できていれば,馬場管理で砂を追加するため砂が厚くなり,それほど早い時計が出ないのではないか,と考えています.





・馬場の重さの判断方法

 馬場の軽い重い(軽い=走破時計が早くなる)の見分け方は,序盤のレースで走った馬のここ数走のタイムと比較するのが確実です.

ほとんど同じ距離でレースを行っているので比較しやすいでしょう.

その際に重要なのは「真面目に走りきったレースで比較する」ことです.

大敗したレースは当然のこと,ブッチギリの1着なども最後は流すので評価しにくいところです.

比較のおすすめは「競り合った2,3着あたり」でしょうか.

さらに裏技的な方法ですが,当日の馬場の軽さや傾向は「福ちゃん出版社のtwitter」で知ることが出来ます.

初めの2,3レースで判断しているので難しい点もありますが,百戦錬磨のトラックマンの勘もあり参考になるデータです.

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Fig. 4. 福ちゃん出版社のtwitterアカウント

・有力騎手

 高知けいばで当てるために最も重要な点の一つが「騎手」です.

騎手の腕の違いももちろんありますが,そこから陣営のやる気が推測できるためです.

以下の表は2017年の高知競馬場における騎手リーディングです.

ご覧のとおり1,2位と下のほうでは連対率に数倍できかない差があります.

もちろん上位の騎手を買っても大人気ですから,当っても儲からない,パターンが多くなります.

この表で言うと,リーディング3~8位あたりが騎手によって過剰人気しないため狙いやすくなります.

fig5
Fig. 5. 2017年高知けいばにおける騎手リーディング (http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/DataRoom/RiderLeading)





騎手による人気の変動の例を示します.

これは打越勇児厩舎所属のメイショウパーシー号に騎乗した時の人気と成績です.

もちろん相手関係があっての人気ですが,赤岡騎手が乗ると大人気です.

しかし宮川騎手が乗っても人気なりに走っていることが分かります.

fig6
Fig. 6. メイショウパーシー号の騎乗騎手と人気の関係

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