南関競馬 騎手の逃げ方の特徴

およそ1年半ほど前に,南関騎手の逃げ方について記事にしました.

内容は今でも十分通用するものだと思うのですが,アクセスを見るに人目に触れていないよう.

このまま埋もれさせるのはもったいないと考え,構成を変えて改めて記事にしました.
(以前の記事は削除しました)

では改めて…

・南関競馬の騎手における逃げ方の特徴

競馬においてどの馬が逃げるか,というのは予想する上で非常に重要です.

展開予想の前提にもなりますし,そもそも逃げ馬を買い続けることが出来れば回収率は良い,というのは周知の事実です.

逃げ馬を考える上で必要なことと言えば,一つ目はその馬のゲートセンスとテン早さでしょう.

ただしそれはよほど馬を見て記憶しているか,あるいは私がそうしているように記録しておくか,いずれにしても努力が必要です.

そういったことをしていなければ,出走表にある前5走の通過順位を見て「ああこれが逃げ馬か…」と思うことになるでしょうが,それがなかなか当てにならないのも事実.

思っていた馬が逃げられないと,馬券的には大抵外れるでしょう.





さて逃げ馬の予想でもう一点必要な視点は騎手の意識です.

1-1-1-1,という通過順がたくさん並んだ出走表を見て,ああこれは逃げるのがしんどそうだ…と考えるのは騎手も同じのはずです.

そんなときに騎手の個性は現れます.死に物狂いで追ってハナを取りに行く騎手,ちょっと様子を見てから1角あたりで緩んでからかぶせる騎手,最初から譲る騎手など…

これら騎手の個性をテン早さと同様に数値化することで,逃げ馬の予想に役立てよう!,と言うのがこの取組みとなります.

・実際に取組んだこと

南関4場において逃げ馬が重要となるのは,逃げ馬が強い…というよりインが良い日が多い,川崎と浦和でしょう.対象はこの2場の成績として,以下の条件で調査しました.






・自分の馬よりインに先行馬が何頭か居るときに逃げた割合

—-条件—-

・川崎競馬および浦和競馬

・距離は不問

・馬場状態も不問

・2014/1/1~2016/8/1

・サンプルは10回以上
—————                  

昔の記事なので少しデータが古めなのがネックですが,それほど印象と大きくずれた感じはありません.

見出しと被ってしまいますが,このデータは

「自分が逃げ・先行タイプ」の時に「自分より内側に逃げ・先行タイプが何頭かいる」時に「自分が逃げた」割合,となります.
ここで言う逃げたは「2コーナーで先頭だった」という条件です.

・自分よりインに先行馬が1頭の場合


表 内側に逃げ先行が一頭

何だか懐かしい名前があっていいですね.数字上躊躇なく行ってくれるのは,左海騎手,増田騎手,繁田騎手あたり.

今になって思えば,森下さんはフムフム,秋元さんは発射オーライが多いからかも(シェナヴィグラス分かもと思ったけど,その頃はヤマシンが主戦)

・自分よりインに先行馬が2頭の場合



表 内側に逃げ先行が2


田中涼騎手,彼はおそらくフライトパーサー分では.逆に言えば指示に忠実ともいえる…?

繁田騎手,左海騎手は一頭の時と同じ印象です.

続く中野騎手なんですが,イン一頭の時はそうでもないわりに二頭の時は頑張る.

意図的なのかばらつきなのか,ただサンプルはそこそこ(一頭時41,二頭時31)なので何らかの理由があるはず.

ぱっと考えられるのは馬場への意識です.ここで感覚に頼ると意味が無いかもしれないけれど,上手に位置取りできる騎手.

インに入りたいときに,インに一頭なら無理せずインの番手,二頭なら交わしきったほうがインに入れる…みたいな理由付けがあるんじゃないかなあという妄想です.

ちなみにイン三頭のときも結構行きます.

次の森泰斗騎手もワンテンポ遅らせて上手に行くイメージです.

行かない順だとまあ…という顔ぶれですが,張田アキラ騎手が一頭の時と違って控え気味です.
笹川騎手や真島騎手が真ん中らへんにいて…

酒井騎手はソウブテイオー分だろうと少し調べたら一週間に一回か二回くらい逃げていました.知らなかった.

同様に表 内側に逃げ先行が3の場合も掲載しています.

・内外関わらず先行馬が何頭かいる場合

逃げる時の騎手の挙動,ということでインに何頭かいる時の話をしてきました.

しかし当たり前ですが,外にも馬はいる訳なので,被されることを考えたら十分騎手の考慮に入ってくる存在のハズ…なのでよりシンプルに,そのレースに先行馬が何頭いたらどうするか,という調査です.

表 先行馬が何頭かいる時に逃げた割合

先行馬が2,というのは自分と+1頭.1と5以上はほぼサンプルなしで除外しています.

一番サンプルの多い3頭の時の降順になっています.

一杯いても突っ張る人,控える人,突っ張ってヘグる人,いろいろいそうです.

最終的には感覚,という記事の趣旨とは相反することになるかと思いますが,取っ掛かりの部分は数字にして,感覚を磨いて,展開予想に利用するといいのかなあと思います.

・浦和競馬の場合






ここまで川崎競馬におけるそれについて述べてきました.

川崎競馬に遠征する浦和所属馬が多いわりに,浦和所属騎手があまり表に出現しなかったため,同様の条件を浦和競馬に当てはめて調査しました.

 

浦和競馬

この表はインに一頭だけいるパターンにおいて,サンプル数が多い順に並んでいます.

平均として,多少内側にいても前に行こうという意識は見られます.

騎手個々人の意識をどう読み解くか…とにかく突っ張る系の人たち(左海騎手,橋本騎手,岡田騎手など)

なるべく行く感ある人たち(笹川騎手,内田騎手,真島騎手)

様子見の人たち(森泰斗騎手,矢野騎手)など特徴見えるでしょうか.

インにいてもおかまいない方々は,1.外前で良いや,2.何が何でもイン前,の2パターンに分かれているイメージです.これを数字にするのは難しいかも.

逆にイン一頭でも控えがちな方々は,番手でも最内を取りたい,という頭がありそう.

一頭ぐらいなら交わして前だ,交わさず番手だ,とインにいる馬のテンの速さを考えると,そのペースで外から行っても大丈夫?と次の展開に繋げられるのでは…と思います.

・合わせて読むと役に立つ記事

どんなに騎手が頑張ったところで,馬にテンがなければどうしようもありません.

南関競馬では,ラップタイムが公表されているので比較的簡単に馬のテン早さが判断できます.

しかしただ数字を並べるだけでは,まったく意味が無いです.まったく意味が無いことを途中で知りました.

ぜひ以下の記事も合わせて読んでいただけたらと思います.


南関競馬 テン速さと逃げやすさ


南関競馬 テン早さとコースおよび距離との関係




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